映画 美女と野獣を見てきた
ウサヘンの娘は8歳。娘を連れて上海の映画館で「美女と野獣」を見てきました。
公開3日目の朝イチの回を見たんですが、意外と席が空いていました。
これは男の子が興味ないからかな?
この「美女と野獣」、オリジナルは1700年代後半のフランス民話なんだって。
オリジナル版には野獣と敵対する悪役・ガストンは存在していないようです。
今回の実写版・美女と野獣はディズニー制作のアニメ版・美女と野獣とまったく同じ話で、ストーリー的にも再解釈などもなく、安心してみていられます。
逆にいうと見ている人も全部分かったうえでみているわけで、作る側からするとなかなかハードルが高いように思います。
話がわかっているからつまらないか、というとそうではないですよね。
古典落語、ジャズなんかはお話、メロディーは決まっているわけで、それをどんな風に味付けして表現するか、というところがポイントになるのでですが、実写版・美女と野獣もまさにそんな感じ。
はずしてもらっては困るフレーズはきっちり演奏し、細かいところになるほどそうきたか、という要素を入れる、という演出で、次どうなるかわかっていることが退屈ではなくて期待感につながっている。
この映画の山場はダンスのシーンで、アニメ版でももっとも盛り上がるシーンとして時間を割いていたけれど、実写版でもしっかりみせていました。
娘たちもひらひらのドレスにうっとり。こうやってディズニーは小さい子供のうちから洗脳する(笑)
魔法によって家具に変えられていた執事たちが魔法が解けて人間に戻る、というシーンも面白く見ることができました。
そもそも、この映画については作品性がどうのこうの、という種類の映画ではないでしょうから、そのまんま、という今回の作りが正解なんだと思います。
個人的には主演のエマ・ワトソンが濃い体毛で悩んだというようなニュースをネットでみてしまっていたため、彼女のくっきりした眉毛をみるたびに「毛深いのか・・・」と気になってしまいましたが。