マンガ読みの聖地!トキワ荘跡地へ行ってみた!
ゴールデンウィークの直前、ウサヘンは以前から行きたかったところに行ってきましたよ。
それはマンガ大好きなウサヘンにとっての聖地、トキワ荘跡地です!
椎名町から歩いてトキワ荘跡地へ
たまたま代々木方面に行く用事があったのでちょっと足を延ばしてトキワ荘跡地や周辺を散策してみることにしました。
トキワ荘といえば若かりし頃の手塚治虫先生や藤子・F・不二雄先生、藤子不二雄Ⓐ先生、石ノ森章太郎先生、赤塚不二雄先生等、錚々たる顔ぶれが住んでいたことで知られる伝説的なアパートです。
当時のトキワ荘での出来事は藤子不二雄Ⓐ先生が『まんが道』、『愛…しりそめし頃に…』で楽しむことができます。
トキワ荘はもう取り壊されてないのだけど、作中に登場するラーメン屋、松葉はまだ残っているとネットで見たので、まず松葉を目指すことに!
椎名町から徒歩で松葉へ
池袋から西武池袋線で1駅、椎名町に来ました。駅前はこんな感じです。
枯れた渋い感じの商店街を通り、松葉を目指して歩きます。
伝説の店、松葉がそこに!
歩くこと数分、伝説のお店がそこにはありました!
店の引き戸には『まんが道』作中のワンシーン、松葉のラーメンを食べる場面が貼ってあります。
早速店内へ!
まんが家たちのサインがいっぱいの店内!
昼時をちょっと外していったということもあり、お店は一息ついた後のようでした。
ウサヘンともう一人のお客さんだけの店内、撮影を心よくOKしてもらいました。
頼んだのはこれ。
トキワ荘ラーメンライス 700円
どこか懐かしいオーソドックスな醤油ラーメンですが、深い味のスープがご飯に良くあう!
ラーメン大好き小池さんのモデルと言われる鈴木伸一先生もコレを食べたんでしょうね。
心の中で「ンマ~イ!」と叫ぶウサヘン。
そしてコレです。
チューダー 350円
チューダーとは焼酎をソーダで割った飲み物で、トキワ荘のリーダー的存在だったテラさんこと寺田ヒロオ先生が考案した飲み物です。
松葉ではこのチューダーを飲むことができます。
焼酎にサイダーのさわやかな甘さのチューダーを飲みながら若きマンガ家たちが催したチューダー・パーティに想いを馳せるウサヘン…
伝説のお店、松葉での食事を楽しんだ後は周辺を散歩します。
トキワ荘通りお休み処でマンガ談義で盛り上がる
松葉から歩いてすぐのところにトキワ荘通りお休み処という施設があったので、入ってみました。
ここではトキワ荘出身のマンガ家の作品を保存していたり、当時のテラさんの写真を元に復元したトキワ荘の部屋やトキワ荘の間取り、航空写真等を展示しています。
案内してくれたおじさんが色々と説明してくれましたが、エピソードを聞く度にまんが道のワンシーンが甦ってきます。
『まんが道』の時代にはまだ電話が普及していないので電報をやり取りするシーンが多いのですが、当時はトキワ荘のすぐそばに電話局があり、トキワ荘は出版社にとってもマンガ家にとっても電報での連絡がつきやすいという意味で利便性が高かったんだなと実感。
初めてあった、名前も知らないおじさんとまるで共通の知人のエピソードを話すように盛り上がりました。
そして記念にトキワ荘スリッパ1000円を購入し、トキワ荘跡地へと向かいます。
松葉のすぐ向かいをちょっと入ったらそこがサンクチュアリだった
トキワ荘跡地は先ほどの松葉の向かいの細い道を入った突き当りでした。
ちいさなモニュメントが立っています。
ここで天才たちが切磋琢磨していたのか、としみじみ思うウサヘン。
色々事情はあるんでしょうけど、保存しておけなかったのかな、と残念に思いました。
トキワ荘は取り壊される前に手塚先生を含むマンガ家たちが集まり、昔を懐かしみながら宴会をするというTV番組が作られたことがあり、Youtubeで見ることができます。
若かりし頃の荒木飛呂彦が出ていたり、割と貴重な映像だと思うので、興味がある人は見てくださいね。
また、テラさんを本木雅弘さんが演じた映画、『トキワ荘の青春』も地味ながら名作だと思います。
こちらもマンガ好きの方にはおすすめですよ!