スクーリングなしで通える通信制大学は?

今年47歳、大学院生のウサヘンは大学は通信制で2014年に卒業しました。

学歴なんて関係ない!とは言い切れない世の中

ウサヘンは高校生の頃は地元で有名な進学高に通っていました。 元々勉強は好きではなかったのですが、バンドをやっていたりしたこともあり、大学に行かずにそのままプロになりたい、とか思っていました。

結局、そうはならずに会社勤めを始めるわけですが、高卒だということで損をしたと感じたことはありませんでした。

地元ではウサヘンが卒業した進学校知名度は非常に高く、そこを卒業した、というだけで大卒よりもある意味では優遇される場面すらありました。

結婚して大卒の資格を得た方がいいかも、と考えた

35歳になって中国人の嫁と出会い、結婚したのですが、その時に嫁から今後の人生で何が起こるかわからないから、少しでも選択肢が多くなるように通信制大学で大卒の資格を取っておけば?とアドバイスをされました。

今更大卒になったところで別にプラスになることはないかな、と思ったのが正直なところですが、勤めていた会社が傾きかけていたということもあり、素直にアドバイスに従うことにしました。

某大学のスクーリングに上海から通った

通信制大学に通い始めてから半年後に上海に移住することになったウサヘン一家ですが、生活が安定するまで1年半休学しました。

そして余裕が出て来た頃から復学し、勉強を再開したのですが、ネックになったのがスクーリング。

ウサヘンが通っていた大学は卒業までに取得すべき単位のうち、30単位はスクーリングといって学校に通って取らなくてはいけないのです。

そのうちいくつかはネットでのゼミ型の授業等でもスクーリング扱いに出来たのですが、それでも6科目くらいは学校に行って授業を受けなくてはいけない計算。

通信制大学の場合、学生の多くが社会人でまとまって学校に通う時間が取れないため、金、土、日の3日間集中して受けると単位が取れるという仕組みがありました。

当時の記録を見ると2013年の8月は8月8日から8月19日まで日本に滞在し、9日間で3つの科目をスクーリングで受講していました。

試験の時にも帰国しないといけなかった

その他、単位認定試験も帰国して受けなくてはいけないので、それも負担といえば負担でした。

試験は最大で1日5科目受けられますが、ウサヘンの場合、少ない帰国回数で目いっぱい単位を取ろうと思うので毎回5科目試験を受けていましたが、5科目受ける学生は少なく、人によっては2科目とか3科目で帰ってしまうので、うらやましかったな~

5科目受けると最後の方は集中力が続かなくてヘロヘロになるんだよね。

休学期間を除くときっちり4年で卒業

そんなこんなで学費よりも日本に帰る費用が高くついた気がしますが、きっちり4年で単位を取り切って卒業までこぎつけました。

ただ、相変わらず勉強は好きではなく、提出するレポートを作るために初めてテキストを開く、というようなとても模範的とはいえない学習態度で、単位認定試験もぶっつけ本番で望むというナメた姿勢でした。

大卒になったことで広がる可能性

通信制大学に通い始めた時点では上海に移住するということは考えていなかったのですが、結果的には中国で転職する際に求人案件に記載されている条件が大卒なので、通信制大学に通っていなければ現地での就職が難しくなったところです。

ウサヘンが上海に移住した2009年はまだ就労ビザに対して今よりかなりおおらかで、高卒でもビザがおりましたが、その後基本的には大卒以上じゃないと就労ビザが下りなくなり、今となってはさらに条件は厳しくなっています。

また、今は大学院に通っていますが、高卒でも大学院に入ることは資格的に無理ではないでしょうが、かなりのアピールがないと高卒→大学院は難しいでしょう。 あの時無理しても通信制大学に通ったからこそ、大学院生としての現在があるわけです。

というわけで、大学にいっておけば良かったな、と思っている人がいたら今からでもいきましょう!

始めるのに遅いってことはありません。日本国内に住んでいるなら上海からスクーリングや試験のためにわざわざ帰国していたウサヘンよりもだいぶマシです。

通信制大学の選び方 学費?資格?スクーリングなし?

通信制大学は調べてみると結構選択肢があるんですが、とりあえず大学のネームバリューは無視していいと思います。

選択の際に基準になるのは学費がいくらかかるのか、資格の類も取れたりするのか、スクーリングなしで卒業まで行けるのか、といったあたりですね。

というわけでまたの機会にウサヘンが通っていた通信制大学の話や各通信制大学の情報等をまとめてみたいと思います。