2018年7月版 中国ビザの申請と注意点

Q1ビザで上海に戻って来ました

上海に先日戻ってきたウサヘンです。

中国にはノービザで2週間滞在することが可能ですが、ウサヘンの場合は10月上旬まで滞在する予定です。

するとビザが必要になります。

ウサヘンは嫁を含む家族が上海にいますので、親族訪問のビザ、Q1ビザを申請して中国に入国しました。

Q1ビザとQ2ビザの違い

親族訪問ビザにはQ1ビザとQ2ビザの2種類があります。

Q1ビザは居留許可を申請する前提で取るビザで、中国に入国した日付から30日以内に居留証を申請をする必要があります。

この間に居留証の申請が出来なければ最長30日しか滞在できません。

Q2ビザは居留証を申請せずに長期滞在が可能ですが、期間が長くなるほど申請費用が高くなります。また、1回入国するだけでいいシングルビザよりも複数回出入国が可能なマルチビザの方が費用が申請費用が高くなります。

Q1ビザ

1か月間の滞在で出入りしないのであればQ2ビザでOK

ウサヘンの場合、10月に日本に帰国し、その後1月にまた上海に戻り1か月半くらい滞在、その後日本に戻り1か月程度滞在、その後また上海に戻って継続的に上海に滞在、という予定になっており、結構出入りします。

Q1ビザを取って居留証に切り替える、という手続きをすれば1回居留証を取るだけでその後は何も考えずに出入国が可能ですが、Q2ビザの場合はマルチで長期間のビザを取ることになり、コストがかかるという感じです。

しかし1か月の滞在でその後は中国に行く予定がない、というような場合で中国に親族がいるならQ2シングル1か月、とかで安く済ませられます。

ビザと居留許可の違いは?

ビザと居留許可を混同している人が結構多いような気がしますので、一応説明すると、ビザは入国する目的を表示したもの、居留証は文字通り滞在についての許可証です。

ビザには有効期間が記載してありますが、そこに居留証に切り替えなくてはならない、と書いてある場合、切り替えなければビザの有効期限しか滞在できません。

居留証を申請すると初年度は1年間の滞在が許可され、その後は更新でいい(はず)という仕組みですね。

Q1ビザも駐在員の人が申請するZビザも同じく居留証に切り替えることが前提で、切り替えをしないと30日を過ぎた時点でオーバーステイになってしまいます。

Q1ビザの申請に必要な書類

Q1ビザは中国に滞在している家族を訪問することが目的のビザですが、申請するために必要な書類は次のようになります。

  • 申請書
  • 招聘状
  • 招聘人の身分証明書(中国のIDカード等)
  • 招聘人と本人の関係を示す書類(戸籍謄本等)
  • パスポート
  • 写真

Q1ビザは以前は配偶者は招聘人になれなかったのですが、2018年7月時点では配偶者が招聘人になることができるようになっていました。

また、パスポートが2015年以降に発行されたものの場合、それ以前の古いパスポートも必要になります。

顔認証の自動化された入国審査に注意

それから一つ注意事項があります。

最近羽田空港他で顔認証を行い入国審査を自動で行うシステムが導入されていますが、このシステムで入国した場合、パスポートに入国した日付のスタンプが付きません。

すると、中国側としてはスタンプがない=日本に帰国した記録がない、ということになり、ビザの申請がストップするそうです。

ウサヘンは直前の帰国が羽田でしたが、運良く有人対応で入国したため、お咎めなしでした。

この対策はあるんでしょうか?

実は簡単な話で、自動化した入国審査で入国した場合、入国審査窓口でスタンプが欲しいと言えば押してもらえます

このスタンプ必須問題、おそらくQ1ビザだけの話ではないので、今後中国のビザを申請する可能性がある人は必ずスタンプをもらうようにしておいた方が無難ですね。

だんだん面倒くさくなっていく中国ビザ周辺

ウサヘンが2009年に上海に来た時はノービザで入国してその後家族ビザ(Lビザ)に切り替え、という感じで簡単に1年滞在とか出来たのに、今は家族訪問と言えどもQ1ビザ、Q2ビザともに結構審査も厳しくなっていると聞きました。

仕事関係のビザもかなり厳しくなっているわけですが、お手柔らかにお願いしたいものですね。