1987年のKenji Jammer

ウサヘンがギターを始めたのは1986年です。高校1年生になった1987年の出来事を。

1987年、サンリツ楽器が楽器屋兼練習スタジオをオープンした

高校1年生のウサヘンは半年前くらいからギターを始めていましたが、まだほとんど弾けないといってもいいレベルでした。

高校入学後のある日、一緒にバンドをやることになった友人が「新しくできる楽器店にプロのギタリストが来てギターを教えてくれるらしいからいかないか」と誘ってくれました。

新しくできたばかりのサンリツ楽器・スティングという店に二人でちょっとドキドキしながら行ってみました。

鈴木賢司さんのギタークリニック!

そこで行われたのは鈴木賢司さんのギタークリニックでした。

今はシンプリー・レッド等で知られる超有名ギタリスト、Kenji・Jammerという方が通りがいいかもしれませんね。

当時、鈴木賢司さんについて何もしらないウサヘンでしたが、クリニックに集まったのは5人くらいで、はっきりいって集客には失敗していました。

そんな中、鈴木賢司さんはこういいました。

「僕はギターを人に教えたりするのは得意ではないから、今日はギターを弾くことの楽しさが皆に伝わるように何曲か演奏します。」

ヤマハの音叉のロゴが入った灰色のストラトの音色!

わずか5名程度の客に向けて鈴木賢司さんは3曲か4曲、演奏してくれました。

ちょっと記憶があいまいですが、下記の3曲は演奏してくれたんじゃないかな?

・理由なき反抗

・輝ける七つの海を越えて

・夢見る頃を過ぎても

カラオケに合わせての演奏でしたが、それぞれの曲のイメージ、こういうつもりで演奏している、という解説をしてくれながら、素晴らしい演奏でした。

鈴木賢司さんのギターはヘッドにヤマハの音叉のロゴが入った灰色(もしかするとシルバー?)のストラトだったと思いますが、ギターってこんなに色々な音が出るんだ、ということを教えてくれました。

Cosmic Wordsを帰り道に買った

多分、1時間にも満たない時間だったけど、ペグとナットの間をピッキングして金属的な音を出したり、アームを駆使してギターをうならせたりする鈴木賢司さんの演奏は衝撃的でした。

『輝ける七つの海を越えて』を演奏する前、「曲の後半にピックで弦を直接押さえてパグパイプのような音を出すところがあるけれど、ギターの弾き方は決まっていない、自由なんだということを知って欲しい」と鈴木賢司さんは言いました。

あれから30年経ちますが、その言葉はウサヘンのど真ん中にズバっと刺さり、今も刺さったままです。

 帰り道、楽器屋で『Cosmic Words』というアルバムを買って、練習したなあ。

思えば、クリニックの後握手とかサインでもしてもらえばよかったな。

その後、こんなに有名になるとは思いませんでした(笑)

 

Kenji Jammerさん、1987年の仙台でのギタークリニック、覚えてますか?

ウサヘン、今もギター弾いてますよ!