いぼ痔を日帰り手術・ジオン注射で治してジークジオン!

2017年春から大学院で学ぶために日本に戻ってきていたウサヘンですが、もうすぐ2年が過ぎようとしています。

時間の流れは早いですね。

大学院の講義はそろそろ終わりで、論文も最後の仕上げの段階。

ということでこの2年間、面倒を掛けた家族のいる上海になるべく早く帰ろうかな、ということで1月末にはいろいろと引き払って日本をまた離れることになります。

上海に戻る前にいぼ痔を手当しておこうかな?

その前に、いぼ痔をケアしようと思いました。

すみませんね、汚い話で。

ウサヘンは体質なのか、生活習慣の問題なのか、以前にもいぼ痔で手術をしています。

しかも2回ね。

1回目は2008年くらいで、出血を伴ういぼ痔でした。この時はジオン注射っていう注射でいぼ痔を固めて出てこないようにする、という治療法で治しました。

ジオンっていうと、コレを思い出すけれど全然違います。

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いぼ痔っていうのは直腸内の毛細血管がうっ血して血が流れ込んでいぼになっているんだけど、これに硫酸アルミニウムとタンニン酸からなるジオン剤を注射することで硬化させ、血流量を減少させることで元の位置に戻す、というのがジオン注射療法で、ALTA療法ともいいます。

こんな感じですね。

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ジオン療法は切らないから日帰りできる!

ウサヘンの場合、1回目のジオン注射の後、2年くらいでいぼ痔が再発し、切除手術をしたという過去があるので、本来は今回もいぼ痔を切除した方がいいんだろうと思うんですが、切除手術は通常1週間から10日程度は入院が必要になるし、その後経過観察で1ヵ月くらいの間は通院できる状態にしておく必要があります。

でも、1月末には日本を離れることを考えると切除手術は無理だな、ということでジオン注射で治そう、と思っていました。

早速、病院へ行ってみましたよ。

1月7日なのにものすごい人!みんな痔で悩んでるんだな~!

行ってみたのは肛門専門の病院で、いつも自転車で目の前を通っていた病院。

1月7日の朝イチで行ったにも関わらず、既にたくさんの人が診察を待っている状態でした。肛門専門医で7階建ての病院、先生も看護婦さんもたくさんいる規模の大きい病院にこんなに患者がいるって、日本人の3分の1が痔、って聞いたことがあるけどホントなんだな、としみじみ思いました。

結構まった後、ウサヘンの順番が回ってきました。

現在の状態、過去の手術の件、月末に日本を離れるのでジオン注射がいい件などを説明し、先生の診察を受けます。

先生に指を突っ込まれ、ぐりぐりされるとさすがに痛い・・・

じゃあなるべく早くやっちゃいますか、ということになり、血液検査や尿検査、レントゲン等を取った後にジオン注射による日帰り手術は翌日行うということになりました。

「日程はいつにしますか?」と聞かれたので「じゃあ明日で」と言ったら、「えっ!」と驚かれました。

翌日朝イチから日帰り入院

手術当日は自転車に乗れないので地下鉄に乗って朝イチで病院に向かいました。

一応、入院扱いなので部屋が用意されていて、手術着に着替えて点滴を受けます。

点滴を受けながら自分の番が回ってくるのを待つこと1時間、点滴をしたまま手術室へ移動します。

まず、下半身だけ効く局所麻酔をします。

ベッドの上に座った状態で背中を丸め、腰のところの背骨部分に麻酔注射をするんですが、痛みというより圧迫感があるという感じです。

麻酔が終わっても全然効いている感じがないんですが、アルコールを含ませた脱脂綿で確認します。

足先をこすると冷たいんですが、お尻をこすると全然冷たくない。これで効いているという確認がとれているっていうことでした。

全然痛くないのが驚き!

ジオン注射はベッドにうつぶせの状態で行いますが、これが全然痛くない!

プロセスとしてはいぼに薬剤を4回に分けて注射し、ぐりぐりとマッサージしていぼ全体に薬液をいきわたらせる、ということになります。

ウサヘンの場合、いぼが3つあったので3か所にこれをやることになりますね。

前回、2008年に違う病院でジオン注射をやった時にはこのぐりぐりとマッサージするのがかなり痛かったんですよね。

でも、今回は全然痛くない!押されている感じはしっかりあるんですが、痛くないのはとても助かりました。実はこの痛みはやだな~と思っていたので、痛くないのはホントに良かったです。

記憶がちょっと曖昧ですが、2008年の時は麻酔注射はしたものの、肛門を開く時の痛さを緩和する注射だったような気がします。

直腸内は痛点がないから痛みを感じない、だから大丈夫、と先生に説明されましたが、注射もぐりぐりも相当痛みがあり、「まだですか・・・」と何度も聞いてしまう、という痛みだったんだよな・・・

今回は全然余裕でした。

4時間安静にしてから帰宅

手術が終わるとベッドのまま部屋まで搬送されて、そのまま横になったまま安静にしている必要があります。

下半身はまだ麻酔が効いてますので立ち上がれないのと、頭を高くしてはいけない、ということで寝たままで4時間過ごさなくてはいけないんです。

その間はスマホを見たりして過ごしたんですが、局所麻酔の難点はおしっこがでないということ。

前回のジオン注射のときも切除手術のときも同じくおしっこが出なくて苦労しました。

今回は2時間くらいたった時におしっこしたい感じはありましたが、尿意だけでどうせでないのでそのまま我慢しました。4時間経過するまでは立ち上がれないしね。

というわけで4時間経過した15:30、もう麻酔も切れて立ってもいい、となったので、トイレに行ってみました。

今回はスムーズに排尿できて、すぐに帰ることができました。

今後のケアに気を付けましょう

というわけで無事にジオン注射は終わりました。

あとは1週間から10日位かけて効果することになります。あとはこの状態をいかに維持するか、ということですが、やはり座ってる時間が長く、血行が良くないと思うので、

なるべく座りっぱなしにならないように気を付けたいと思います。

以下は以前書いた関連記事です。

www.letitrock.info