上海に移住して8年 帰国を決めた理由
2009年から中国人の妻、日本人の娘と上海に移住して早8年。 しかしこの春、8年ぶりに帰国することにしました。
上海での生活にもすっかりなじんでいる私、ウサオ・ヘンドリックスです。 しかし、移住8年目にして帰国することになりました。
なぜか。それは「明るい未来が見えないから」です。
現在、私は日系企業に現地採用という形で勤務しています。自分で言うのもアレですが、それなりの評価を得て働いていると思います。
しかし、これってあと10年とか20年とか続くんでしょうか?
私の場合、2017年2月の時点で45歳です。娘がまだ8歳なので成人するまでまだまだ時間があります。 それになんだかんだで80歳近くまで生きるとしたらあと35年は人生がつづくわけですね。
老後の心配をとりあえずおいておいたとしても、10年後に今の会社が存続している気がまったくしません。
じゃあ、他の会社に転職したらいいじゃない?
それはそうです。まっとうな考え方です。
でも、他の会社が存続しているかどうか、それも微妙な感じがします。 それに45歳の転職がなかなか厳しいのは上海でも同じことです。
中国で働いている日本人には2種類いて、一つは日本から派遣されてきている駐在員、もう一つは中国に来てから採用となった現地採用。
ざっくりいうと日本の給料、待遇+諸手当で高給取りなのが駐在員、現地水準の給料+アルバイトと対して変わらない待遇で貧乏なのが現地採用、ということになります。
じゃあ、駐在員の方が現地採用よりも働いているのか、ということになるんですが、仕事そのものは同じです。
なんか、納得いかないッス。
私自身の収入はほどほどですが、妻が高給取りなので生活水準としては高い生活ができます。
そこで収入面から追ってみた場合、今の私の仕事はしがみつくほどの重要性があるのかどうか、という話を妻と二人でしたところ、結論として「今と同水準の収入でいいのであれば、選択肢はいくらでもあるが、今の仕事を継続することで収入以上に得られるものは少ない」というものでした。
そこで、今の仕事を辞めて収入が増えるか、将来の安定性が高まるか、どちらかの可能性を模索してみることになったわけです。
具体的には
ということになりました。
なぜそうなるのか、というところを今後説明しつつ、久しぶりに始まる日本での生活について 書いていこう、というのがこのブログの趣旨です。
今後ともよろしくお願いいたします。